難聴の家族への対策。ソースネクストのタブレットmimiをレンタルしてみた!
耳代わりになる最新ツールとして話題になっているソースネクストのタブレットミミ。 どんな商品か気になっていたけれどまだ口コミも少ないので、実際にレンタルして試してみました。

難聴の家族への対策。ソースネクストのタブレットmimiをレンタルしてみた!
だんだん耳が遠くなってきた70代の父。
補聴器も利用していますが、つい付け忘れたり自宅では外していることも。
まだ今は補聴器だけでも本人の生活にさほど支障はないのですが、80代、90代・・・と加齢に伴ってますます耳が遠くなります。
耳が遠いと認知症のリスクも高まるし、同居している家族にとってもストレスが多いので、できれば早くから情報を集めて対策を取りたいなと思っています。
そんなときに、耳のかわりになるハイテクアイテムが評判になっていると聞きました。
ソースネクストという会社が発売したAIボイス筆談機「タブレットmimi」
という商品です。気になったので、早速レンタルしてみました。
耳の代わりになる、その名も「タブレットミミ」
届きました!これがタブレットミミ!(タブレットminiではないです、念のため。)
ロゴまで耳の形をしています。
なんだか近代的で若者っぽいデザインでおしゃれですね。
普段耳のことをいろいろ言われることを嫌う父ですが、これなら興味をもってくれそうだなと思いました。
タブレットのデザインもシンプルで、置台もあるので充電しながら使えるのがポイント高いです。
置台がなくても、スタンドもついているので色んな部屋に持ち運べるのもいいなと思いました。
タブレットミミは、補聴器が必要な70代の父には好感触!
「ちょっとこれ、どうかな?」と父に渡してみると、ガジェット好きの父は興味津々。
操作方法は電源をONにして話しかけるだけ。
話しかけた言葉が、どんどん文字になっていきます。
思ったよりスムーズな動きをして、ほとんどタイムラグを感じさせないところは、さすが大手企業ソースネクスト!と思いました。
ただやはり、誤字や間違いもありました。
大人が近くでハッキリ話すとほとんど間違えないのですが、子ども(5歳)が早口で話したり、複数人が同時に話す環境では、文字にすることが難しいようです。
それでも、「これはすごい!」と父も感心していました。
90代難聴で認知症の祖母には少し理解が難しい
実は、家族の中に耳が遠い人がもう一人います。
90代の祖母です。
電話では会話が難しいほどの難聴で、また認知症の診断も受けています。
祖母は補聴器を使うことも嫌がるため、家族とコミュニケーションをとるのもなかなか難しくなってきました。
できれば祖母にこそタブレットmimiを活用してほしいのですが。
結論から言うと、90代の祖母にはタブレットミミの活用は難しかったです。
というのも、話した言葉が文字として出てきていることがそもそも理解しにくいようでした。
そして、タブレットの文章を声に出して読み上げてしまうので、それがまた文字になってまた読み上げて・・・と延々と繰り返すことになってしまいました。
認知症が進む前なら活用できたかもしれませんが、現時点ではちょっと難しいかなと思いました。
タブレットミミが高齢者と孫のコミュニケーションのきっかけになる。
タブレットミミをレンタルして実際に使ってみることで、気づかなかった意外なメリットもありました。
それは、タブレットミミを私の娘(5歳)が大喜びしたことです。
字を読めるようになってきたところで、まだ漢字は読めませんが面白くて仕方ない様でした。
レンタルしていた期間中、おじいちゃん・おばあちゃんに「しゃべってみて~!!」と何度もせがんでは大笑いして喜んでいたので、おじいちゃんおばあちゃんと孫で楽しめるグッズとしても大活躍でした。
耳が聞こえにくい高齢者は、だんだん家族の会話に入りづらくなっていきます。
家族も「どうせ聞こえないから」と声をかける機会が減って、それが認知症を進める原因になることも少なくありません。
タブレットミミのようなコミュニケーションツールを使うことで、会話のきっかけになったり一緒に遊ぶ道具になるというのは、新しい発見でした。
タブレットミミは購入よりレンタルがおすすめ。
家族で耳が遠くなった人がいる場合、早い段階で使い始めるとメリットを感じられたタブレットミミですが、実際に使うことを考えると、まずは購入するよりレンタルすることをおすすめします。
というのも、90代の祖母の場合のように、使ってみても本人に合わない場合もあります。
また、レンタルは月々3,278円と比較的安価なので、気軽に試しやすいと思います。
最近家族の耳が遠くなってきて困っている方、補聴器が合わない・本人がつけたがらないことで家族間のコミュニケーションが難しい方、何度も聞き返さなくてはいけなくて会話がストレスになっている方、認知症予防にコミュニケーションを取りたい方などにおすすめです。
また、デイサービスや介護施設にも1つ置いておくと、難聴の方とのコミュニケーションに使えたり、ハッキリ喋る訓練になったりと使い道は色々あると思いました。