新型特別養護老人ホームってどんなところ?【サービス編】
1ユニット10名程度でユニットごとに介護サービスを受けることのできる新型特別養護老人ホーム。どんな場所でどのように利用することができるのか、写真と共に施設のサービスについてご紹介します。

新型特養の職員配置は昼間1ユニットに1人以上。
新型特別養護老人ホームの最低基準として、日中は1ユニットに1人以上の介護または看護スタッフの配置が求められます。
夜間になると2ユニットに1人以上です。
しかし、最低ラインの人員基準では十分なケアをすることは困難なので、実際にはもっと多い人員を配置している場合が多いようです。
お風呂は共用のものを介護付きで使います。
各部屋にはお風呂はなく、共用のお風呂を使います。入居者の方だけで入ることはなく、必ず介護がつきます。法律で定められているのは週2回以上ですが、入浴の時間や回数は施設によって違います。また、最近は一人ずつ入ることのできる個浴を採用している施設も増えています。いつどんな方法で何回入浴できるのかは各施設に問い合わせてください。
レクリエーション・リハビリは施設によって差があります。
特別養護老人ホームで、リハビリやレクリエーションを積極的に実施するかどうかは施設によって違います。毎日のようにゲームや体操をする特養もあれば、イベント時以外は殆ど実施しない施設もあります。
ご本人のご希望や性格、お身体の状態を考慮して、意向に合う施設を選んでください。
お食事は厨房で作られることが多い。
施設内で食べるお食事やおやつは、施設共通の厨房で作って各ユニットに運ぶのが一般的です。しかし、中にはユニットごとのキッチンで職員が作っているという場合もあります。また、おかずは全体調理だけれど、ご飯とみそ汁だけは各ユニットで作るという場合もあります。
飲み込みがしにくい方に対して嚥下食・ミキサー食なども提供していますが、施設によってどんな嚥下食を採用しているかは違います。
新型特養への家族の訪問は24時間できるところも。
9時∼20時までなど、基本的な面会時間は定められていますが、施設によってはそれ以外の時間でも連絡すれば自由に面会できる場合も少なくありません。
あくまでもご本人が暮らしている部屋に会いに行くだけなので、面会の時間に制限を設けないケースも多いようです。
ただし、入浴、リハビリなどで本人が居室にいない場合もありますので、問い合わせをした方が良いかもしれません。
【撮影協力:社会福祉法人千歩会 特別養護老人ホームせんぽ】
※新型特別養護老人ホームの設備については、以下のページで詳しく説明しています。
→新型特別養護老人ホームってどんなところ?【設備編】