親がまだ元気なうちに知っておきたい地域の介護予防サービス
両親はまだ元気だけれど、そろそろ介護を意識する年代。そんな時に使いたい、市町村が実施する介護予防サービスのページです。

介護サービスを利用するほどではないけれど、最近親が心配。
「しばらく会っていなかった親が、急に老けたような気がする。」
「今すぐ介護が必要ではないけれど、今のうちに何かできることはないだろうか。」
「要介護認定を受けてはみたものの、非該当と判定されて介護保険が使えない。」
そんな方のために、各市町村では介護予防や一人暮らしの高齢者支援のための色々なサービスを提供しています。
これから介護が必要になってしまわないように、そして今まで通りの生活をできるだけ続けていけるように、介護予防として今から何かできることはないのでしょうか?
市町村ごとに、高齢者に向けた色々なサービスがあります。
まずは、ご自分が住んでいる市町村(利用するのが両親であれば、両親が住んでいる市町村)で、どんな高齢者向けサービスがあるのかをチェックしてみましょう。
チェックの仕方は簡単です。該当の市町村のホームページで、高齢者に向けた内容を見てみてください。多くの市町村で「高齢者・介護」というコーナーを作っています。
介護の項目は、介護保険を使ったサービスがメインですが、「高齢者」「介護予防」というコーナーの中であれば、まだ介護サービスを受けていない人向けの内容が記されています。
市町村が実施している介護予防・高齢者支援サービスの例。
どんな介護予防・高齢者支援サービスをしているかは、市町村ごとにそれぞれ違っています。その中で、いくつか例を下に挙げてみました。
- 介護予防教室・介護予防セミナーの開催
- 1人暮らしの高齢者に対して、電話や訪問での安否確認の実施
- 1人暮らしの高齢者や、日中独居の高齢者に対する配食サービス
- 1人暮らしの高齢者に対するお食事会
- バスを使った外出支援サービス
- 囲碁・園芸・手芸など趣味の教室
- マッサージの助成
- ゴミ出しの支援
- ボランティア等による介護保険外デイサービス
- 入浴施設の開放
- 市内施設への優待
- ウォーキングイベント・講座・作品展などの催し
- 無料バス券の発行
- 家具の転倒防止器具やガラス飛散防止フイルムの取り付け
- 火災センサーや緊急ボタンの設置
介護サービスを受け始めると利用できないものも。
これらのサービスの中には一部、介護保険を使ったサービスを受け始める、つまり介護が必要になってからでは利用できなくなるサービスもあります。
ですので、まだ介護が必要ではないけれど、元気でい続けるために、早いうちから介護予防サービスを使うことをお勧めします。
また、お住まいの地域でどんな介護保険外サービスがあるのかを知っておくことも重要ではないでしょうか。
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