ケアマネジャー(介護支援専門員)の平均年収はいくらくらい?
賃金が低いと言われている介護職。その中では比較的収入が多いとされるケアマネジャー(介護支援専門員)の給料は一体どれくらいなのでしょうか?

ケアマネジャーの全国平均年収は、366万5千円。
2000年に介護保険ができて、ケアマネジャー(介護支援専門員)という職種もできました。介護保険の要とも言われ、高齢者介護の業界で活躍しているケアマネジャー。
介護の仕事をしながら、ケアマネ資格を取得しようと頑張っている方も多いのではないでしょうか?
そんなケアマネジャーの平均年収はいくら位なのでしょうか?
厚生労働省発表の、平成25年賃金構造基本統計調査(全国)の結果を基にした数字がこちらです。
ケアマネジャーの平均年収
- 平均年齢 47.5歳
- 平均勤続年数 8.3年
- 平均労働時間 163時間/月
- 平均残業時間 5時間/月
- 平均月収 258,9oo円
- 平均年収 3,665,600円
※平均月収=きまって支給する現金給与額。
※平均年収=きまって支給する現金給与額×12ヵ月+年間賞与その他特別給与額で算出。
男女平均では、男性の方が年収が高い傾向に。
男女別に見るとどうでしょうか?
男性ケアマネジャーの平均年収
- 平均年齢 43.0歳
- 平均勤続年数 8.1年
- 平均労働時間 164時間/月
- 平均残業時間 5時間/月
- 平均月収 281,100円
- 平均年収 4,035,800円
女性ケアマネジャーの平均年収
- 平均年齢 48.7歳
- 平均勤続年数 8.4年
- 平均労働時間 163時間/月
- 平均残業時間 5時間/月
- 平均月収 252,700円
- 平均年収 3,562,300円
男女別で見ると、女性ケアマネジャーに比べて、男性ケアマネジャーは、労働時間が月1時間しか変わらないのに、年収では47万円もの開きがあることがわかります。
ケアマネジャーの仕事は過酷。休日出勤が給与に反映されない場合も。
事業所の方針にもよりますが、ケアマネジャーとして働いていると、担当の高齢者にいつ、何があるか予測できません。
転倒した、入院したなどの連絡がいつ入るかわからない緊張感があります。
また、休日や時間外の出勤が給与に反映されない事業所もあり、実際の忙しさ・大変さに比べると給与は決して高額ではなく、ケアマネ資格を持っていてもケアマネジャーの職に就かない人も少なくないと聞きます。
また、 これらの数字は、短時間労働者ではい一般労働者の給与のみが反映されています。
パートとしてケアマネジャー職に就いている人の給与は含まれないのでご注意ください。
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