ケアマネジャーとのトラブル、どうやって解決しますか?
介護をしているご家族さんとケアマネジャーさんがトラブルになることが時々あります。ご家族さんとケアマネジャーさんとのトラブル、どうやって解決しましょう?

ご家族とケアマネジャーとのトラブル!
介護をしているご家族さんから相談を受けました。
ケアマネさんと性格が合わなくて困ってるそうです。
自宅で頑張って親を介護しているのに、
”もう自宅で看るのは限界じゃないですか?”
”そろそろ施設に入れた方がいいのでは?”
と言われ、悲しくなってしまったといいます。
自分は自宅での介護を続けたいと思って頑張っているのに、どうして施設に入れた方がいいなどと言われなくてはいけないのか。
在宅での介護を続けたい気持ちを理解して貰えていないのかと残念で仕方がない。
ケアマネジャーを変えた方がいいのか?
と悩んでいるとのことでした。
こんな時、どうすれば良いのでしょうか?
ケアマネジャーの本当の意図を知る。
今回のお話では、介護をしているご家族さん側の意見しか聞くことができませんでした。
ですので、ケアマネさんの言葉が事実その通りであったのかを知ることはできません。
仮に、それが事実であったとしても、その言葉を発するのには何らかの理由があったかもしれないと推測できます。
例えば、「ご家族が頑張りすぎていて苦しそうに見えた」のかもしれませんし、「介護を受けているご本人の状態から、在宅で続けていくといつか限界が来るのでは」と危惧したのかもしれません。
ひょっとすると実はご本人から”家族に迷惑をかけたくないから施設に入りたい”と聞かされていたのかもしれません。
このように、「もしかして・・・」ということを考えてみると、実はケアマネジャーの一言は冷たく心ない言葉ではなく、ご家族やご本人への配慮だったのかもしれないと思えてきます。
ケアマネジャーを変更することは選択肢の1つ。
とはいえ、その言葉をきっかけにご家族が傷ついたのであれば、ケアマネさんの伝え方に問題があったのか、もしくは在宅で介護を続けたいご家族の気持ちをケアマネさんが把握できていなかったのかもしれません。
どちらにせよ、今の状態を長引かせるのは良いこととは言えません。少なくともケアマネジャーとご家族がわだかまりを持ったまま介護を続けていくのは難しいですし、そうしてはいけないと思います。
ケアマネさんの一言で悲しい思いをしてしまったことを、ケアマネさんにも伝えた方が良いと思います。そうすることで、お互いの気持ちを伝えあうきっかけになるかもしれません。ケアマネジャーに不信感を持っていたけれど、ちゃんと話し合ってみればすっかり誤解が解けた、というご家族さんもいらっしゃいます。
勿論、不信感を持った時点でケアマネジャーを変更することは可能です。もとより性格が合わない、話がしにくいなど相性が良くない場合は変更するのも良いでしょう。
ですが、ケアマネ変更という最終手段を使う前に、お互いの気持ちについて話しあう機会を持つことも大切です。
仲介役は地域包括支援センターを使ってみては?
ケアマネジャーの言葉で傷ついてしまった時、直接ケアマネさんに伝えるのは簡単なことではありません。また、一旦トラブルになってしまった後では、本人同士で解決するのも簡単ではないでしょう。
そんな時は、地域包括支援センターを使ってみるのも1つの手段です。
なぜなら、地域包括支援センターの仕事の中に、地域のケアマネの支援という業務も含まれているからです。
ご家族とケアマネジャーの間でトラブルになったケースでも、どちらの意見も聞きながら間に入って貰うことができます。
もしケアマネジャーとの間にトラブルがあったり、関係でお悩みの方がいれば、一度相談してみてはいかがでしょうか?
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