ケアマネジャーってどんな人?ケアマネジャーの資格を取る・持ち続けるために必要なこと
介護を始めるとケアマネジャーと接する機会も多くなります。介護保険の要として頼りにされるケアマネジャーは、どういう人が持っている資格なのかを知っていて損はないですよ。

誰でもケアマネジャーになれるわけではありません。
実は、ケアマネジャーという資格を持つのは結構大変です。
例えば福祉関係の学校を卒業すれば取れるものではありません。
ケアマネジャーになるためには試験に合格する必要があります。
ですが、その試験も誰でも受けられるわけではありません。
ケアマネジャーになるというのは実は結構大変なのですね。
ケアマネジャーになるための試験
ケアマネジャーになるための試験は、「介護支援専門員実務研修受講試験」といい、都道府県が1年に1度実施しています。
毎年10万人~15万人の方が受験していますが、合格率は結構低く、ここ数年では15%~20%程度です。
また、2014年まではある国家資格(医師・薬剤師・介護福祉士・理学療法士など)を持っていれば問題の一部が免除されるという制度がありました。
しかし、2015年からは免除制度が廃止されるので、より難関になるかもしれません。
ケアマネの試験を受けるための条件とは?
ケアマネジャーの試験は誰でも受けられるものではありません。
ここでは詳細を細かく記しませんが、例えば何の資格も持たない人がケアマネジャーの試験を受けようと思うと、定められた福祉施設で10年働く必要があります。
ですが、定められた資格(医師、歯科医師、薬剤師、保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、柔道整復師など)持っている人であれば実務経験は5年になります。
資格を取って5年以上の実務経験で受ける人が多いようですが、それでも5年はそれぞれの現場で経験を積む必要があります。
試験に合格した後も、研修が必要です。
ケアマネジャーの資格は、実は試験に合格すればそれで取れるというわけではないのです。
試験合格後も、7日間にわたる実務研修を受け、報告書を提出する必要があります。
また、晴れてケアマネジャーになった後も、そのままずっと資格を保持できるわけではなく、5年ごとに更新の手続きが必要です。
更新の時にも、3~6日の研修(ケアマネジャーとして働いているかどうか等で変わります)を受ける必要があります。
ケアマネジャーになることも、資格を持ち続けることも意外と大変なことなんですね。
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