介護のフォーマルサービスとインフォーマルサービスの違いとは?
介護でフォーマルサービス・インフォーマルサービスという言葉があります。フォーマルサービス・インフォーマルサービスはどう違うのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを挙げてみました。

フォーマルサービスとインフォーマルサービスの違いとは?
介護で、フォーマルサービス・インフォーマルサービスという言葉があります。
フォーマルサービスとインフォーマルサービスは、何が違うのでしょうか。
簡単に言うと、フォーマルサービスとは、医療保険制度や介護保険制度などの法律・制度に基づいて行われる公的なサービスの事を指します。
例えば、訪問介護(ホームヘルパー)や訪問看護・デイサービス・デイケアなどがフォーマルサービスに当たります。
逆に、インフォーマルサービスとは、介護保険などの制度を使わないサービスを指します。
NPO法人やボランティアグループが行うサービス(有料・無料に関わらない)だけでなく、家族・親戚・近所の人の力も、インフォーマルサービスに含まれます。
フォーマルサービスとンフォーマルサービスが融合している例
どこからどこまでがフォーマルサービスで、どこからがインフォーマルサービスかというと、上記に示した通り、法律・制度に基づいた公的なサービスかどうかになってきますが、フォーマルサービスとインフォーマルサービスが融合している例もあります。
例えば、「介護予防と地域交流の高齢者支援の場「まちcafeなごみ」」は、ミニデイサービスの機能の部分は介護保険を利用していますのでフォーマルサービスです。
しかし、同時に誰もが利用できる地域の集い場でもあり、老若男女が集まってお茶を飲みながら世間話をしている部分はインフォーマルサービスと言えるでしょう。
国が地域包括ケアを推し進めている今、これからはもっと、このようなフォーマルサービスとインフォーマルサービスが組み合わさった事例が増えてくるのではないでしょうか?
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