介護の悩みを打ち明けたい、介護の相談ができる場所
介護の悩みを相談できる場所はありますか?思いつめてしまうその前に、介護の相談が出来る場所を把握しておくことはとても大切です。

口にしにくい介護の相談
介護をしている方の中には、自分の状況や悩みについてあまり口にしたがらない方もいらっしゃいます。それには例えば以下のような理由があります。
- 同じ状況になった人でないと自分の気持ちは分かって貰えないと思う。
- 家族のことや病気のこと、お金のことなどプライベートな内容を言いたくない。
- ”あなたの介護はまだ楽なほうです”と言われるのが怖い。
ですが、介護を続けるためには普段から相談できる人や場所を作っておくことが大切です。
もちろん家族や友達でも構いません。悩みを口にできる相手や場所を確保しておくことでいざという時に助けになることがあります。
下記に、介護の相談ができる人や場所の例を挙げてみました。
介護の相談ができる人や場所
1. 介護のプロに相談する
まずはケアマネジャーさんに相談するのも1つの手段です。
とは言え、忙しくてなかなか捕まらないというケースもあります。
そんな時は、普段使っているデイサービスの相談員さんや、訪問介護・看護などの事業所に連絡をして話を聞いてもらう手段もあります。
困っていることなど相談内容がはっきりしている場合には、プロの目線でアドバイスを貰えるかもしれません。
また、実際にサービスを通してご本人やご家族と関りが出来ているので、状況を把握してもらいやすいというメリットもあります。
2.家族介護者の会に出る
同じように家族として介護をしている方と話がしたい時には家族介護者の会があります。
介護をしている家族さんが、集まって話をしたり交流を行う会のことです。
市町村ごとに会を作っていることも多いので市のホームページなどで探してみてください。
それ以外にも、NPOや介護の施設などでも家族会を作っていることがあります。
3.地域包括支援センターに相談する
地域包括支援センターは高齢者に関する様々な相談や質問を受け付けてくれる地域の窓口です。介護サービスに関することに限らず色々な悩みを相談することができます。
(参照ページ:地域包括支援センターとは?仕事内容や役割を聞いてみました!)
4.介護の電話相談にかける
自分の周りにいる人には話にくい方には「介護支え合い電話相談」という介護の電話相談先があります。
厚生省(当時)の働きかけで出来た相談先で、今は社会福祉法人が引き継いでいます。
ここでは、介護の経験があり一定の研修を受けた方に話を聞いて貰うことができます。
他にも認知症に関する相談先など、それぞれ市町村のホームページで相談先の電話番号を掲載していることもあるので、チェックしてみてください。
また、若年性認知症の方の介護に関しては「若年性認知症コールセンター」にもご相談いただけます。
他にも、市町村ごとに相談場所を設けていることも少なくありません。定期的にそのような場所やサービスを利用することで少しずつガス抜きできるようにしてみてはいかがでしょうか?