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祖母のためにグループホームを選んでわかった、効率的なグループホームの選び方。

家族のためにグループホームを探すとき、何を目安に選べばよいのでしょうか?効率的なグループホームの選び方についてまとめました。

投稿日時
2020年12月21日
カテゴリ
介護に役立つ記事
タグ
グループホームを選んでいる人
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グループホームを選んでいる人遠方に住んでいる祖母を近くに呼びよせることになり、グループホームを探すことになり、母と2人で8件のグループホームを見学して回りました。
その結果わかった、良いグループホームを効率的に選ぶ方法についてお伝えします。

グループホーム選びのポイント1「エリアを決める」

グループホームを選ぶ際に、まず一番最初に決めた方がよいのは、グループホームを選ぶ「エリア」です。
これは、例えば「〇〇市内」というようなざっくりしたものではなく、「〇〇駅と〇〇駅の間」「〇〇沿線の駅から徒歩10分圏内」「家から車で20分以内の場所」など、かなり詳細に決めた方がよいです。

さらに言えば、グループホームはメインの介護者である家族(配偶者や子どもなど)が普段生活しているエリア内で探すことをおすすめします。
入所後も、ご家族が面会に行ったり、グループホームの行事に参加したり、通院が必要になった場合に付き添ったりする必要があるからです。

「ちょっと遠いけど、ここまでなら行けるかな」
という場所では、必ずといっていいほど、面会が億劫になってしまいます。

車でよく通る場所、家から自転車で行ける距離、駅から徒歩10分以内など、とにかくご家族が訪れやすい条件をまず決めてください。

グループホーム選びのポイント1「予算を決める」

グループホームは、一部の有料老人ホームのように数百万単位のお金がかかるということはまずありません。
とはいえ、特別養護老人ホームのように月々の利用料が特別安価というわけでもありません。

グループホームの入居費用は、大きくわけて「介護費用」「家賃」「食費・光熱費など」の3つがかかります。
同じ市町村内であれば、「介護費用」は同一金額です。
「食費・光熱費など」は、多少開きはあります。中にはおむつ代が含まれている施設もあります。
一番変わってくるのは「家賃」です。

一般の住宅と同じように、駅から近い場所や、町の中心地になると家賃は格段にあがります。
グループホームを探し始める前に、月々いくらまでなら捻出できるかをしっかり確認することをおすすめします。

最初に無理をしてしまうと、例えば入院や手術が必要になったときなど急な出費に対応できなくなってしまいますし、この先介護度が上がることで介護費用が上がったり、最初はかからなかったおむつ代が増えるかもしれません。
そのため余裕をもった予算決めをおすすめします。

グループホーム選びのポイント3「見学に行く」

エリアと予算が決まったら、グループホームの一覧から、見学に行く施設を割り出します。
グループホームの一覧は、お探しのエリアの市役所の介護保険担当窓口か、お近くの地域包括支援センターで無料で配布しています。
市町村のホームページに一覧が出ていることもあるのでチェックしてみてください。

地図で場所をチェックして、ホームページや電話で料金について調べて、見学に行く施設を決めます。
時間がある場合は何件でも見学するといいですが、入所を急ぐ場合はあらかじめ電話で「空きがあるか」「待ち人数はどれくらいか」を調べておくと時間の節約になります。

さらに、グループホームの見学のポイントを簡単に以下にまとめてみました。

  1. グループホームの方針(何を大切にしているか)
  2. 室内の様子(明るさ・清潔感・温かみ)
  3. 職員や利用者の様子・表情

詳しくは「グループホームの見学のポイント」についての記事を近々アップしたいと思います。
そこで、グループホームの見学のポイントについては詳しく説明いたします。

人気があるグループホームはなかなか空きがなかったり、待ちが多い傾向にあります。
それでも、急に空いたり、待ちのキャンセルが数件重なることもありますので、条件の合うグループホームはできるだけ見学をしておくといいと思います。

以上がグループホームの効率的な選び方です。
これからご家族のためにグループホームを選ぶという方は、ぜひ参考にしてみてください。

投稿者
山本 由美子
投稿日時
2020年12月21日
カテゴリ
介護に役立つ記事
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