居宅介護支援事業所とは?わかりやすく説明します。
街で時々見かける「介護相談受け付けます」の文字。よく見ると「居宅介護支援事業所」と書かれていることも多いはず。居宅介護支援事業所とは一体どんなところなのでしょうか?

居宅介護支援事業所とは?
街中で「介護相談受けます」という看板がかかっているのを見たことはありませんか?
よく見ると、居宅介護支援事業所と、何やら見慣れない文字も。
また、〇〇訪問介護センター等と書かれている横に、居宅介護支援事業所と記されている看板を見ることもあるかもしれません。
「居宅介護支援事業所」とは一体何のことでしょう?
一番解りやすく解説すると、「ケアマネジャーがいる介護の相談窓口」です。
居宅介護支援事業所でケアマネジャーがしてくれることとは?
居宅介護支援事業所に行くと、そこにはケアマネジャーがいて、以下のようなことをしてくれます。
- 介護保険の説明
- 要介護認定の申請手続きの代行
- 居宅サービス計画書(ケアプラン)の作成
- 介護サービス事業者との連絡・調整
- 介護に対する悩み相談
つまり、介護サービスを使い始める時の説明や手続き・介護サービスを使っている最中の連絡調整や書類の作成などをしてくれるのです。
ケアマネジャーとの相談や手続き等は無料です。
先述の通り、居宅介護支援事業所では、ケアマネジャーが色々なサービスをしてくれますが、これらには一切お金はかからず、無料です。
ですが、あくまでも自己負担額がゼロなのであって、ケアマネジャーには介護保険から報酬がおりているので、心配する必要はありません。
必要な方は、お近くの居宅介護支援事業所を探して、サービスを受けてみてください。
居宅介護支援事業所は、ケアマネジャーが1人いれば開設できる。
居宅介護支援事業所には、少なくとも1人以上のケアマネジャーが必要です。
逆に言うと、ケアマネジャー1人いれば居宅介護支援事業所を立ち上げることができます。
そのため、例えば訪問介護事業所やデイサービスなどが、ケアマネジャーを1人雇って、居宅介護支援事業所を併設させているケースはよくあります。
1人しかケアマネジャーがいない場合は、居宅介護支援事業所を選んだ時点で、ケアマネジャーも選ぶことになります。
「そのケアマネジャーと相性が合わなければどうすれば良いの?」と心配される方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、居宅介護支援事業所を替えてケアマネジャーを交代することができるので覚えておいてください。
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