介護でおすすめの本「俺に似たひと 」平川克美
このページでは、介護をしている人・介護について勉強したい人におすすめの本を紹介しています。ここでおすすめするのは父親を介護した男性介護者の経験を1冊にまとめた「俺に似たひと 」です。

親の介護を経験した男性介護者が書いた本
「俺に似たひと」というのは、著者平川克美の父親のことを指しています。
実業家であり、文筆家でもある平川克美が、自分自身の介護体験を綴ったノンフィクションです。
もともとは看護師のためのウェブサイト「かんかん!」で連載されていたものが、人気が出て書籍化、そして文庫本化した作品です。
「俺に似たひと 」を読んでみた感想
短編集のような書き方で、読みやすく、実際の介護の様子が非常によくわかります。
難しい言葉ではなく、誰でも共感できる言葉でつづられていて、スラスラと読み進めることができました。
また、時折入る挿絵がなんとも言えない味わいで、文章をより引き立たせてくれます。
介護を知る勉強のためというだけでなく、読み物としてもとても面白い本です。
十人十色の介護生活のひとつを垣間見ることができる貴重な一冊だと感じました。
![]() |
「俺に似たひと」を読んだ方の感想抜粋
私はこの本を読んで、母の現状に対する不満が急速にしぼんでいく自分に気づいた。老いるということ、わけがわからない行動や習性についての理解のヒント、親の介護とは社会生活の中で自分を見つめなおす行為であること、などなど。この本を読んで、苦しい、負担である、という気持ちからだいぶ解放された気持ちになれた。
NHKのハートネットTVで、著者を拝見し、すぐに本を取り寄せました。
深い味わいがありながら、かつ歯切れの良い文章と、ほのぼのとした挿絵がよくマッチしており、一気に読み終えましたが、終章が近づくにつれ、涙が止まらず、何度か気分転換しなければ、読み終えることができなかったほどです。
(※Amazonカスタマーレビューより抜粋)
(※Amazonカスタマーレビューより抜粋)
※「介護でおすすめの本一覧」をみる