介護でおすすめの本「ペコロスの母に会いに行く 」岡野雄一
このページでは、介護をしている人・介護について勉強したい人におすすめの本を紹介しています。ここでお勧めするのは、男性介護者と母親の通い介護を漫画にした「ペコロスの母に会いに行く」です。

施設入所した母親を介護する男性漫画家が描いたコミック
「ペコロスの母に会いに行く」の「ペコロス」とは、小さな玉葱のことです。
体型とつるつる頭から、ペコロスに似ているということでつけられた、著者のニックネームです。
そのペコロスさんが、認知症と脳梗塞を患ってグループホームに入所しているお母さんに会いに行く中で起こった色々な場面を漫画でコミカルに描いています。
「ペコロスの母に会いに行く 」を読んでみた感想
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介護の本といっても、中身のほとんどが漫画なのでスラスラと読み進めることができます。
漫画の中で、ペコロスさんのお母さんは、家族の顔を忘れたり、徘徊をしたり、幻覚を見たり幻聴を聞いたり、認知症でよくある症状を色々見せてくれます。
ですが、お母さんの行動に対して、いちいち驚いたり否定したり悲しんだりせずに、ただ笑って受け止めているペコロスさんの姿に、お母さんも安心して自由に生きている様子が描かれていて、理想的な関係だと感じました。
笑って泣けて、認知症のご家族を介護している方には共感を呼ぶ本だと思います。
「ペコロスの母に会いに行く」を読んだ方の感想抜粋
認知症のお母さんとのことをほのぼのタッチで描いてあり,笑ったり涙したりしながら一気に読みました。
うちの母も認知症が進んできたので,身につまされる部分もありました。
妹にも貸しました。今度は,兄にも貸さなくちゃと思ってます。
認知症の症状とそれに向き合う家族。
とても大変な事もあると思いますが、かわいいイラストとストーリーで、
切なくも楽しい気持ちで読むことができました。
仕事柄認知症の方にかかわることもあるのですが、その方たちの世界を大切にしようと思えるものでした。
(※Amazonカスタマーレビューより抜粋)
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