介護でおすすめの本「「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか? 」長尾和宏
このページでは、介護をしている人・介護について勉強したい人におすすめの本を紹介しています。2月21日、「中居正広の「終活」って何なの?僕はこうして死にたい」という番組が放送されました。出演していた在宅医・長尾和宏氏の著書の「「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか? 」の紹介です。

500人を在宅で看取った町医者の著書。
著者の長尾和宏氏は、兵庫県尼崎市周辺で在宅での看取りを支援している、往診中心のドクター、いわゆる町医者です。
「最期は家で迎えたい」と思いながらもなかなかそれを実現できない日本社会の中で、500人以上の人を在宅で看取ってきました。
胃ろうとは、抗がん剤とは、延命治療とは?
これまで数多くのドクターが語ろうとしなかった真実について、ご自身の経験に基づいて書かれた一冊です。
「「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?」を読んでみた感想
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万一自分が植物人間になったら、長生きせずに死にたい。
年をとって身体が動かなくなったら、延命治療はしたくない。
そんな風に思っている人は少なくないのではないでしょうか?
しかし、一体どこからどこまでが「延命治療」と呼ばれるものなのか、「延命治療」をすると選択した場合、しないと選択した場合、その後どうなってしまうのか。
そこまでを私たちは知らないまま選択をしているのだということが、この本を読むとよくわかります。
自分や自分の家族が、癌などの病気になった時、口から物が食べられなくなった時、後悔しない選択をするために、まずは「延命治療とは何か」について学ぶことのできる一冊です。
ドクターの著書ですが、難しい言葉を使わず、実際の例を挙げながら書かれているので、医療や介護の知識のない方でも問題なく読むことができます。
「「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?」を読んだ方の感想抜粋
驚きました。とんでもない事態が起きたら、迷わず救急車を呼ぶ、と疑っていませんでしたから。まだ若い人ならいざ知らず、高齢者はその結果どうなるのか、この本を読まなければ知らないままでした。
そもそも私たち多くの日本人にとって、年老いて何かあれば病院に入院する、それに何の疑問を持たないはず。
病院の治療が苦痛をもたらす?
管だらけの状態が延命治療?
法外な治療費は誰のため?
驚く記述がたくさんありました。
ぜひ若い人にも騙されたと思ってでも読んでほしいです。
(※Amazonカスタマーレビューより抜粋)
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