家族を介護している人も、介護の仕事に就いている人も。皆が集まる「つどい場さくらちゃん」
兵庫県西宮市で有名なつどい場「つどい場さくらちゃん」。主催の丸尾多重子さんの元には介護をしている家族や介護の仕事に就いている方が集まります。そんなつどい場を取材しました。
- 投稿日時
- 2013年6月20日
- タグ
- 家族介護者の集まり

しゃべれる場・泣ける場・笑える場・食べる場・生きる場・・・それがつどい場
つどい場さくらちゃんからは、いつも明るい笑い声が聞こえてきます。「介護」という言葉からくる重苦しい雰囲気をまるで感じさせません。
向日葵のような笑顔で迎えてくれるのは通称まるちゃん。つどい場さくらちゃんの代表、丸尾多重子さんです。
つどい場さくらちゃんが出来たのは2004年の3月。それまでに家族4人を自宅で看取ってきた丸尾さん。障害をかかえて生きる人には色んな人のサポートが不可欠だという信念のもと、 色んな職業の人が「まじくる」ことのできる「つどい場」を立ち上げました。
3種類の方法で家族介護者をサポート
つどい場さくらちゃん まるちゃんを囲んで障害があっても認知症であっても、普通に暮らし、普通に出歩く。
行きたいところに皆で出かける「おでかけタイ」。
医療や介護の知識を深める「学びタイ」。
高齢者の見守りや話し相手をしてくれる「見守りタイ」。
3つを軸として介護者をしっかりサポートしています。
介護を受ける方にも当たり前の暮らしを
カラオケに行く。パチンコ屋に行く。居酒屋に行く。そんな当たり前のことが当たり前にできるように。そのためには介護者が孤立してしまわないことが大切です。
つどい場さくらちゃん 利用者さん母娘さくらちゃんに集う介護者は、みんな笑顔で介護をされています。ここへ来て話をして、笑って、弱音を吐いて、たまには泣いて。
ひとりで頑張りすぎてしまう前に、まるちゃんに会いに来てみてはいかがでしょう。