入所系介護サービス
施設に入る介護サービス。介護保険を利用して入所できる施設には「特別養護老人ホーム(特養)」「介護老人施設(老健)」「グループホーム」などがあります。 自宅での介護が困難な場合など、施設に入って生活をすることができます。
特別養護老人ホーム(特養)
特別養護老人ホームは、介護保険を使って入ることのできる入所施設です。
常時介護が必要で、自宅では生活できない要介3~5の方が対象です。(要支援1・2および要介護1~2の方は利用できません)
都市部では数百人の待ちがあり、何年も入所町をしているケースも多いですが、緊急性の高いケースでは比較的早く(数か月程度)入れることもあります。
特別養護老人ホームのメリット
- 「介護度の高さに関わらず長期的に入所できました。」
- 「入居の時に一時金が不要で、利用料も比較的安価でした。」
- 「値段は高くなりますが、個室もあったので助かりました。」
介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設は、リハビリをするための入所施設です。
入院の必要はないけれど現状として今すぐ自宅では生活しにくい要介護1~5の方が入所できます。(要支援の方は利用できません)
退院後自宅に戻るまでの方にとっては病院と自宅の間をつなぐ施設でもあります。
ただし、在宅復帰を目標に利用する施設ですので、利用できる期間は3~6ヵ月程度が目安です。
介護老人保健施設のメリット
- 「退院後、自宅に戻って生活できるようにリハビリを受けています。」
- 「入所している間に自宅を改修したり、介護に備えることができました。」
- 「医療的な処置が必要でしたが入所することができました。」
グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
グループホームは、認知症の方が共同生活を送る場所です。
要支援2、要介護1~5までの認知症と診断された方が対象です。
原則として一人ずつ個室を持ちますが、キッチンやダイニング、お風呂などは共有スペースです。トイレも共有である場合が殆どです。
食事の準備や洗濯、掃除、買い物などの身の回りのことをスタッフと協力して行いながら1グループ5~9人で生活をします。
(※グループホームは「地域密着型サービス」という、住み慣れた地域で暮らし続けるためのサービスです。同じ市区町村に住民票がある方のみ利用できます。)
グループホームのメリット
- 「一人一人に個室が与えられ、少人数で生活ができるところが気に入っています。」
- 「ご飯を作ったり掃除をしたり自分の役目があるので、出来ることを続けられました。」
- 「海外出張の間に、認知症の父が一人暮らしを続けられなくなりました。認知症に詳しいスタッフが一緒に生活してくれるので安心しています。」(家族より)