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認知症高齢者の行方不明者を発見するSOSネットワークとは?

認知症の高齢者が行方不明になる人数が、現在1年で1万人を超えています。多くの方は無事保護されるものの、6%およそ600人の方が死亡したり、行方不明のままになっています。認知症の家族が行方不明になった時に使えるサービス「SOSネットワーク」とはどんなものでしょうか?

投稿日時
2014年12月5日
カテゴリ
介護に役立つ記事
タグ
sosネットワーク
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高齢者の見守り・SOSネットワークとは?

SOSネットワークとは、高齢者が万一行方不明になった時に、地域の人が協力して行方不明者を探すためのネットワークです。

行方不明者が出た時には、警察だけでなく、例えばタクシーの運転手、コンビニの店員、町内会の人などが協力し合って、行方不明になった高齢者を探します。

また、時には地元のラジオ局なども協力をして、行方不明になった方の服装や身体的特徴などの情報を流し、一般の方が行方不明者を発見する事もあります。

SOSネットワークが活用されている町、北海道釧路市。

北海道釧路市は、全国で1番SOSネットワークが活用されている町です。

釧路市では、高齢者が行方不明になった時、家族が警察に届け出を出すと、そこから速やかに、役場・消防署・放送局や輸送機関などに情報が発信されます。

実際に、これまで市内で52件の行方不明者が出て、うち44件が無事に発見されています。

全国でも更なるネットワークづくりを。

全国的には、72か所の市町村がSOSネットワークを採用しています。

しかし、SOSネットワークを活用している市町村は少なく、実際に使っている市町村は一部だといいます。

ご自分がお住まいになっている地域で、SOSネットワークを採用しているか、行方不明者捜索の実績があるかどうかは、「全国の高齢者 見守り・SOSネットワーク一覧」で見ることができます。

事前に登録しておくことも可能です。

SOSネットワークの使用には、個人情報保護法の壁があります。
また、家族が認知症であることを恥だと感じ、他人に知られたくないという人もまだまだいらっしゃいます。

しかし、実際に行方不明になった時には、事故に巻き込まれることもあり、ご本人の安全をまず確認することが大切です。

そのためにも、事前に行方不明になる可能性のある方の身体的特徴や顔写真を登録しておく、事前登録制度を採用している地域もあります。

顔写真は早期発見に非常に効果的ですので、行方不明になる可能性のある方にはメリットが高いと言えます。

また、SOSネットワークが採用されていない地域でも、万一のことを考え、日頃から身体的特徴をメモしておく、最近撮った写真を用意しておくことで、少しでも行方不明になった時の対策をしておくことが大切です。

投稿者
山本 由美子
投稿日時
2014年12月5日
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介護に役立つ記事
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