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ベッドの上で食事を摂らないで。高齢者への寝食分離のすすめ

寝る場所と食べる場所を分ける寝食分離についてのページです。寝食分離ができない理由や対処法をまとめました。

投稿日時
2014年9月5日
カテゴリ
介護に役立つ記事
タグ
寝食分離
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寝食分離とは?

寝食分離ということばを知っていますか?
読んで字のごとく寝る場所と食べる場所を分けるということです。

欧米では休みの日にベッドの上で朝食をとる文化もあります。
しかし日本では古くから、朝起きたら布団を片づけ食事を摂るのが自然です。

寝食分離は当たり前のようですが、実は出来ていないという人も少なくないのです。

ベッド上で食事を摂るきっかけは、体調を崩したこと。

体調を崩して寝込んだことがきっかけで、ベッドの上で食事を摂るようになる人もいます。

例えば風邪をひいて高熱が出た時などは、若い人でもベッドの上で食事を摂ることがありませんか?体力も食欲もい病気の時は、ベッドの上で水分を摂ったりご飯を食べたりすることがあります。

若い人の場合、病気が治ると元気になり、体力も食欲も戻るので、自然とダイニングで食事をするようになります。

しかし高齢者の場合どうでしょうか?
病気で2、3日寝ているだけでも、体力が大幅に落ちてしまったり、歩行にふらつきが出たりします。
その結果、疲れやすくなったり歩き回ることが怖くなったりして、ベッドから離れられなくなり、ベッド上での食事を続けてしまうのです。

ベッド上での食事が癖になる理由。

ベッドや布団の上で食事をしてしまう人には、他にもこんな理由があります。

  • ダイニングに行くのが面倒臭い。
  • 布団の上から起き上がることができない。
  • 寝室からダイニングまでの距離が遠くて自力で行けない。
  • 部屋が狭すぎて場所をわけることができない。
  • 布団から立ち上がることが難しい。
  • 家族とうまくいっていないので自室を出たくない。
  • ダイニングはトイレが遠いので過ごしづらい。

このような理由から、寝食分離ができずにいることで、そのまま寝たきりになってしまうこともあります。

それを防ぐためにも、まず寝食分離を心がけてみましょう。

寝食分離をするためにどうすれば良いか。

まずは予防をすることが大切です。
病気の時は良いのですが、治ってきたらできるだけ早いタイミングでベッドを出て、短時間でも出来る限りベッド以外のところで過ごすようにしましょう。

一度ベッド上で食べる癖がついてしまうと、やめることは簡単ではありません。
ですが、何が原因になっているかを突き止めて、それを解消することで寝食分離を実現する事は出来ます。

例えば、自力でダイニングに行けない人には、家族やヘルパーが手を貸して起きて貰います。また、布団から立ち上がるのが難しい方でもベッドにすることで一人で起き上がることができるかもしれません。
他にも、トイレに立ったタイミングで家族が声をかけてリビングに誘導したり、本人にリハビリの意識を持ってもらったりすることで、「せめて食事をする時は起きる」という癖をつけてもらうことが大切です。

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投稿者
山本 由美子
投稿日時
2014年9月5日
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