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介護のトピックス

介護の仕事を始めてみよう。介護の仕事の良いところ、悪いところ。

介護の仕事をしてみて、良かったことと、逆にあまり良くなかった、しんどかったところをお伝えしようと思います。私なりの意見なので、他の方とは違うかもしれませんが、これから介護の仕事を始めてみようと思う方の参考になればと思います。

投稿日時
2016年7月19日
カテゴリ
介護に役立つ記事
タグ
介護士
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介護の現場で働いていたのは4年半。

私が介護の仕事をしていたのは、全部合わせてもたったの4年半です。
介護の業界で働いている方からすると、本当に短い期間だと思います。
また、職場も日帰りの介護施設と、入居施設の2ヶ所だけなので、私の知っている介護職というのは、本当にごくごく一部です。

それでも、4年半の介護職経験で、介護の仕事の良いところと悪いところを少しは垣間見ることができました。
介護の仕事を通じて私自身が感じた、介護職の長所と短所をお伝えしたいと思います。

介護の仕事の長所・働いていて良かったこと

まずは、介護の仕事をして良かったことを挙げてみました。

人から感謝される・ありがとうと言って貰える。

介護職の最大の魅力のうちの1つです。
本当に些細なことでもありがとうと言ってくださいます。
高齢者の方はもちろん、ご家族からも感謝してもらえるのは有難いです。

高齢者ご本人がとても魅力的。

介護の仕事について、高齢者一人ひとりのお話を聞いているうちに、皆さんの人生のストーリーに魅せられました。
何十年も生きてきた方の人生のお話を聞くだけで、本当にワクワクしましたし、また、高齢者ご本人のお人柄にも魅せられました。
こんな風に年をとりたいという目標となる出会いがたくさんあるのは、介護職の素晴らしいところだと思います。

介護の知識や経験が、家族にも生かせる。

仕事で得た知識や経験が自分の人生にそのまま生かせる仕事はなかなかありません。
この仕事についていなければ恐怖に感じたかもしれない介護が身近なものになり、家族に介護が必要になった時も慌てなくてすむというのは本当に有難いことでした。

時間が決まっている仕事が多く、急な残業が少ない。

これは、同じ介護職であっても職種や立場によって違います。中には急なトラブルで残業を強いられる職場もあるかもしれません。
ですが、多くの介護職が介護保険という枠組みの中で仕事をしているので、他職種に比べると時間があらかじめ決まっているという場合が多いように思います。
少なくとも、毎日のように終電まで残業をするサラリーマンのようなことはないでしょう。

平日に休みが取れる。

同じ介護でもデイサービスなど、土日が休みという場合もありますが、入所施設や訪問介護などは、土日祝日もお仕事があります。
裏を返せば平日に休みが取れるということ。
銀行や病院に行く時に便利だったり、お店が空いていたりというメリットがあります。

介護職は売り手市場。仕事が選べる。

介護の業界は今大変な人手不足です。多くの施設や事業所でヘルパーが不足しています。そのため、求人が多く、介護職経験者であれば仕事が選べる環境です。
資格をとって経験をつむことでより待遇の良い職場に就くことが期待できます。

短時間勤務や夜間だけなど、色々な働き方ができる。

ひとくちに介護の仕事といっても、働き方は色々です。
フルタイムで働く以外にも、週1回だけ訪問介護に出る、土日だけ働く、夜勤で働く、保育園のお迎えの時間まで働くなど、色んな働き方ができるのも介護の仕事の特徴です。
そのため、自分に合った働き方を探すことができるのも介護職の長所といえます。

介護の仕事の短所・働いてみて良くなかった、つらかったこと。

介護職で働いていてマイナスに感じたこと、しんどかったことを挙げてみました。

体力がいる。特に腰は痛めやすい。

介護の仕事は身体を使う仕事です。
私が働いていた場所は、比較的軽度の方も多かったため、体力に自信がない私でも働くことができましたが、それでも腰が痛くなることがありました。
身体の使い方をしっかり学んで実践すれば大丈夫だと思うのですが、勉強不足ですね。

土日祝など、人が休んでいるときに休めない。

私の職場は土日休みでしたが、祝日休めないだけでもちょっと寂しかったです。
その分平日休めますが、家族や友達と休みがなかなか合わないのはつらいところです。
職場によってはお盆や年末年始も休みなしという場合もあり得ます。
もちろん特別手当がついたり、働ける人を優先的にシフトに入れたりしてくれる職場もたくさんあるので、働く前に確認してみてください。

シフト制なので欠勤しにくい。

これは職種や事業規模にもよるかもしれません。
私が働いていた職場は比較的少人数だったので、休むときは電話して代わりの人を自分で探していました。
介護職は多くがシフト制なので、休むことで他の人に迷惑がかかると思うと体調不良でも休みにくかったです。
新婚旅行で長期の休みを取るときも非常に気を使いました。

他のスタッフとの人間関係に悩む。

介護職に限らず、どんな仕事でも同じだと思うかもしれませんが、介護職は特に、スタッフ同士コミュニケーションをとりながら動くことが多いので、人間関係には悩まされました。女性が多いことや、専門職特有のプライドの高さも、人間関係をややこしくする原因かもしれません。時間に追われて、みんなが余裕をなくすという場合もあるかもしれません。
訪問介護のような単独で動く仕事や、大規模の施設などの職場だと、さほど悩まないかもしれません。

高齢者でも合わない人とは合わない。

ヒト対ヒトのお仕事では仕方のないことだと思いますが、高齢者の中にも、どうしても合わない方もいらっしゃいました。
私の場合、女性ではほとんどないのですが、大きな声を出して威嚇する男性や、卑猥なことを言う男性はどうしても合いませんでした。
若い頃はそれをストレスに感じていましたが、今なら仕事だと割り切って接することができると思います。

給料が安い。

給料が低いのはやはりつらかったです。
介護職は楽しいことがたくさんあって、本当にやりがいのある仕事だと感じていましたが、それでも給料が少ない、有給がとりにくい、福利厚生が充実していない、ボーナスも少ない、という環境は決して面白いものではありませんでした。
今は、介護職の待遇も少しずつ良くなってきて、私が働いているときよりも給料もだいぶ高くなっています。それでも、介護職はもっと評価されて良い仕事では?と思います。

人を傷つけるかもしれない緊張感。

介護職をしていて精神的に一番大変だと感じたのは、人をお世話する仕事特有の緊張感でした。
自分が介護をしている時に、急に気を失うかもしれない、怪我をさせてしまうかもしれないという緊張感が、常にあったように思います。
また、昨日まで笑顔で話をしていた人が急に入院して、そのまま亡くなられてしまったりなど、人との別れもとても辛かったです。
ただ、このような緊張感は、もっと介護の仕事を続けていけば良い意味で慣れたり、慣れなくても対処法が身についてくるものなのかもしれません。

介護の仕事はつらいけれど、やりがいを感じられる仕事。

いかがでしょうか?私が個人的に感じた介護の仕事の長所と短所を挙げてみました。

介護というと「下のお世話をするのが大変でしょう?」と聞かれることがあるのですが、私自身、排泄介助はつらいとは感じませんでした。
人によって差はあるかもしれませんが、私が感じた介護職の辛さは、給料・休日・人間関係など、仕事としての働きにくさです。

ですが、それだけ働きにくい仕事でも楽しく働くことができたのは、介護の仕事からやりがいを感じていたからです。

私が接してきた高齢者の方々は、やさしくて魅力的な人がたくさんいらっしゃいました。
皆さんと一緒にすごすことができた時間は宝物です。
良い面ばかりではない介護の仕事ですが、他の仕事から得ることのできない素晴らしい体験ができました。

最近は、介護職でも給料が高かったり、福利厚生がしっかりしている職場も増えてきて、少し働きやすくなってきたように感じます。

もしも介護職につこうか迷っている方がいらっしゃったら、ぜひ挑戦していただきたいと思います。

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投稿者
山本 由美子
投稿日時
2016年7月19日
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