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はじめての介護 介護が始まる前に知っておきたい、仕事と介護を両立させる方法。

親の介護と仕事を両立させるために、知っておきたい介護と仕事の両立のポイントをまとめました。

投稿日時
2016年4月20日
カテゴリ
介護に役立つ記事
タグ
workcare
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今、働き盛りの40代、50代に親の介護が始まるという人が増えています。
親の介護のために仕事を辞める「介護離職」も増えていますが、離職をした後で経済的に困窮してしまうことが少なくないため、社会問題の一つになっています。
介護が始まっても、介護離職の道を選ばなくてすむように、親の介護が始まった時、仕事と介護を両立できる方法についてまとめました。

1.あらかじめ介護の相談窓口を知っておく。

親が病気になって入院した。転倒して足を骨折した。
そんなきっかけで急に介護が始まった時、一番最初に困るのが、介護について何も知らないことです。
いざ介護保険を利用する時に、介護保険制度のしくみや使い方がわからないと戸惑ってしまいます。
介護保険についてあらかじめ知識を持っておくと、利用するときにとてもスムーズです。
しかし、まだ切羽詰まった状態でなければ、なかなか制度について勉強するのは難しいかもしれません。
その場合は、まず、介護の相談窓口の場所だけでも知っておくと良いでしょう。
入院した場合は、病院の医療ソーシャルワーカーに相談することができます。
またそうでない場合は、お住いの地区の地域包括支援センターで相談をすることができます。
地域包括支援センターでは、高齢者についての全般的な相談を受け関係各所に繋いでもらえるので、気軽に電話をすることができます。

2. 会社側の制度を把握しておく。

親の介護が始まると、どうしても会社を休まなくてはいけない場面もでてきます。
正社員や、一定条件を満たすパート・アルバイトの場合、介護休暇介護休業を取得することができます。
しかし実は、介護休暇・介護休業中の賃金については法律で定められていません
そのため、社内の規定を事前にしっかり把握しておくことが大切です。

また、「親の介護が始まった」という事実を会社や上司に知られたくないという理由で、介護をしている事実を周囲に隠す人もいます。
しかし、理由を伝えないまま急に休みを取ると、かえって周囲に不信感を持たれ、仕事の評価にもつながりかねません。
そのため、介護が始まった時はすぐにその旨を会社に報告して、協力を要請した方が無難といえます。

3. 手足を動かす前にまず計画をたてる。

介護が始まると、すぐに車いすを押したり食事を食べさせたりしなくてはいけない、というイメージがあるかもしれません。
しかし、実際に手足を動かして介護をする前にもっと大切なことがあります。
それは、介護をマネジメントするということです。

高齢になって、身の回りのことが出来なくなったと言っても、生活の全てに手を貸す必要はありません。
その方ができない部分だけに手を貸すことが大切です。
できていることにまで手を貸してしまうと、できないことが増えてしまう危険性があるからです。

そのため、まず「何ができないのか」を把握して、手伝いが必要な箇所だけをピックアップしてみましょう。
ピックアップした部分をいつ誰が手伝うのかを明確にして、その部分だけ実際に手足を動かして介護をする方が効率的です。

4. できないところはプロに任せる。

親の介護は自分の手でしたいと考える方も少なくありません。
ですが、1対1でつきっきりの介護を続けることは、体力的・時間的にも限界があります。
ましてや仕事をしながらでは、到底できることではありません。
もちろん家族や兄弟などの力も借りますが、そこに介護士などプロの手も借りられる体制をとっておくことをお勧めします。

訪問介護やデイサービスなど、介護保険を使ったサービスを利用することで、時間的な問題が解決するだけでなく、何かあった時にケアマネジャーや介護士に相談することもできます。
また、家族だけで大丈夫、と思っていても、介護している家族が病気になるなどのリスクもあります。
数年後には今より介護が必要になるかもしれません。
家族とは違う人と話をすることで、介護を受ける本人にとってもいい刺激になります。

はじめて介護をする方には、介護保険を使って介護サービスを受けることはちょっとハードルが高いように思うかもしれません。
しかし実際に使ってみるとそう難しいものでもありません。

主な介護者が仕事を持っている場合は、介護が始まったと同時に、お金を払って他人の手を借りる準備をしておくことをお勧めします。

投稿者
山本 由美子
投稿日時
2016年4月20日
カテゴリ
介護に役立つ記事
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