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ご飯を残すおばあちゃん、その理由を考えてみました

体調が悪いわけでもない、病気でもない。しかし食事が進まずあまり食べてくれない。高齢者がご飯を残す原因にはどんなものがあるか、考えてみましょう。

投稿日時
2014年5月12日
カテゴリ
介護に役立つ記事
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ご飯を残すおばあちゃん、その理由を考えてみました。
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ご飯を食べない=病気かも?と思うその前に

高齢になるにつれ、だんだんと食が細くなることはあります。
若い時に比べると沢山食べることもなくなるでしょう。

しかし、毎度のご飯を残すと、家族としては心配になります。
「病気かな?」と思い医者にかかるその前に、まずは他の原因も考えてみましょう。
おじいちゃんおばあちゃんが残す場合に考えられる理由をいくつか挙げてみました。

高齢者が食事を残したときに考えられる理由

1.間食をしている。
日ごろ手もち無沙汰で無意識に間食をしている方も少なくありません。
糖尿病など食事制限がある方が、実はこっそりと隠れて甘いものを食べていたという場合もあります。

2.便秘である。
便秘の状態が続くと、お腹が張って苦しくなります。そのため、食事が喉を通らないこともあります。

3.美味しくない。
食事そのものが口に合わない可能性もあります。もしくは、高齢のため味覚が鈍くなり、味が薄いと感じているのかもしれません。

4.見えていない。(食器)
白い茶碗にご飯、白い皿に豆腐など、何も入っていないように見えることがあります。逆に柄物のお皿におかずが載っていて見えない時もあります。

高齢者には見えにくい白いお皿

5.見えていない。(角度)
テーブルが高すぎると、視点が低く、器の中身が見えないことがあります。小柄な方や背中が曲がっている方によくあります。

6.運動量が少ない。
日中テレビの前で座っているだけ、すぐに布団に入って横になってしまうという方はお腹がすかなくて当然です。

7.見た目が美味しそうでない。
物を食べる時、味覚よりも視覚の方が味に大きく影響するといわれています。ペースト状の食事や彩りの良くない食事など見た目が美しくないと食欲を減退させます。

8.匂いがしない。
視覚と同じように大切なのが嗅覚です。お腹がいっぱいなのに美味しそうな匂いにつられて食べてしまうように、嗅覚を刺激する匂いも食欲に関わってきます。

8.一人ぼっち、家族とメニューが違う。
一人での食事は味気ないものです。また、メニューが違うと「美味しいね」と声を掛け合いながら食べることが難しくなります。その結果食欲が落ちるということもあります。

9.時間がない、急かされてる気がする。
まだ食べているのに後片付けが始まると、誰でも食べ続けにくく感じます。
気兼ねなくゆっくり食べることのできる環境づくりも大切です。

原因は1つでないかもしれません。

このように、ご飯を食べない理由には色々な可能性が考えられます。また、原因は1つとは限りません。いくつかの要素が関わっていることもあります。
食べたいけれど食べられないのか、そもそも食べたくないのかなど、色々な角度から考えることが大切です。

何より、会話をしながら食事をすることで今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。まずは、食事を家族みんなで楽しく食べることが一番ではないでしょうか。

投稿者
山本 由美子
投稿日時
2014年5月12日
カテゴリ
介護に役立つ記事
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