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デイサービスや入所施設などで使われる高齢者のお風呂の種類

高齢者が利用するお風呂は、機械浴・リフト浴・個浴など色々な種類があります。デイサービスや特別養護老人ホームなどの施設で使われているお風呂の種類についてまとめてみました。

投稿日時
2014年9月29日
カテゴリ
介護に役立つ記事
タグ
高齢者向けお風呂
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お風呂の種類

一般浴(一般浴槽)

一般的な浴槽です。歩いて入るタイプのもので、2人以上複数の人数が入ることが出来ます。銭湯や入浴施設などで入っているお風呂のイメージです。歩いて入り、浴槽内でしゃがむことのできる比較的自立度の高い方が利用しています。
施設などでは、浴槽の縁をまたぐ必要のない掘り込み式の一般浴を使っている場合が多いと思います。

個浴(個人浴槽)

家庭にあるお風呂のイメージです。人ひとりが入ることのできるサイズのお風呂です。立ったまま片足を挙げて「またぐ」ことが不安な方は手すりと補助いすやバスボードなどを使って、片足で立つことのないように入浴することができます。

一人での入浴を好まれる方・感染症などで他人と一緒に入浴できない方なども利用しています。

リフト浴

名前の通り、リフトを使って入る入浴方法です。立つことは難しいが座った姿勢が安定している方が使います。車いす等から入浴用の椅子に座り、その椅子が上下左右に電動昇降することで浴槽の中に入るタイプの入浴です。
以前多かった吊り下げタイプのものはゆらゆらと揺れて不安定でしたが、最近は固定しやすい椅子タイプのリフトが殆どです。

機械浴

機械浴の中には、座って入るタイプの浴槽と寝て入るタイプの浴槽があります。

【座って入る機械浴(チェアーインバス・チェアー浴)】
キャスター付きの専用のチェアに座ったまま入浴するスタイルです。

浴槽の1方の壁が開くことで、そこにチェアごと侵入します。チェアが入った後で壁が閉まりお湯がたまる仕組みです。

上下に昇降しないことで安心感があり、身体への負担も少なく入浴できます。見た目がお風呂らしくないので、初めての方や認知症を患っている方は不安感を覚える場合もあるかもしれません。

【寝て入る機械浴(ストレッチャー浴)】
ストレッチャー(担架)に横になった姿勢でベルト等を使い固定し、ストレッチャーが上下に電気昇降することで湯船につかるタイプの入浴方法です。

寝たきりでかつ、座った姿勢が安定しない方でも入浴することが可能です。ただし、裸のままストレッチャーに横になることは羞恥心を伴うのでタオルを使うなど配慮が必要です。

その他にもミストで温もるミストシャワー浴などを採用している介護施設もあります。心臓疾患などでお湯につかることでリスクを伴う方、お湯に浸かることが苦手な方などが利用できます。

どの入浴方法が良いのか?

これだけ色々あると、どの入浴方法が一番良いのだろう?と迷ってしまいます。勿論お身体の状態にも寄りますが、施設によってはかなり重度の方であっても個人浴槽で入浴していただいている場合もあります。

疾患や心臓への負担を考えなくていいのであれば、ご本人が一番リラックスできる入浴方法を選んでみてはいかがでしょうか?

自宅のように個人浴槽を好まれる方もいれば、大勢で一緒に入りたい方、できるだけお風呂で疲れたくない方など色んな方がいらっしゃいます。

その方のお好みに合わせて、気持ちのよい入浴を楽しめる施設を選んでいただきたいと思います。

投稿者
山本 由美子
投稿日時
2014年9月29日
カテゴリ
介護に役立つ記事
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