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介護施設や自宅の介護用ベッドで起こりやすい事故とは?

介護施設や自宅で良く使われる介護用ベッド周りで、実は様々な事故が起こっています。介護用ベッドでの事故を防ぐためにも、どんな事故が起きているのかを調べてみました。

投稿日時
2014年9月8日
カテゴリ
介護に役立つ記事
タグ
介護ベッド
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介護用ベッドとは?

介護用ベッドと普通のベッドとの違いはどこにあるのでしょうか?
一番の違いは、上半身だけを起こすことができる「背あげ機能」と、ベッド自体の高さを変えることのできる「高さ調節機能」があることです。

これによって、自分では起き上がることの難しい方でも上半身を起こすことができ、車いすへ乗り移る際に、本人の足がしっかりと地面に着く高さに変えることができます。
またベッドの高さを変えることで、介護者が腰を痛めず介護をすることもできます。

このように、介護をする側、受ける側の両方の安全性や利便性を高めるための機能がついているのが介護用ベッドです。

介護用ベッドでよくある事故とは?

介護用ベッドでよくある事故には、例えばこんな事例があります。

  • ベッドのサイドレール(ベッド柵)の間に頭や身体を挟み、怪我・死亡した
  • サイドレールとマット、サイドレールとサイドレール等の隙間に挟まり、怪我・死亡した
  • ベッド用手すりが固定されていないのに体重をかけて転倒・骨折した
  • ベッド用手すりに衣服がひっかかり、窒息・死亡した
  • ベッドと壁の間に頭が挟まり死亡した
  • ベッドからずり落ち転倒・骨折した
  • ベッドのサイドレールを乗り越えて転倒・骨折した

介護用ベッドで良く起きているのは、物と物の間に挟まれるという事故です。
特に、サイドレール(ベッド柵)が何らかの形で関わっていることが多いと言えます。
ベッドからの転落を防ぐためのサイドレールが死亡事故につながってしまうのは本末転倒ではないでしょうか。柵=安全ではないのだということを知って頂きたいと思います。

ベッド周りでの事故を少しでも減らすためにできること。

では、介護ベッド周りの事故を少しでも減らすためにできることは何でしょうか?

  • 12㎝以上隙間が空いていないサイドレールを使う
  • サイドレールとサイドレールの間は6㎝未満か23.5㎝以上あける
  • ベッドやサイドレール・ベッド用手すりが壊れていないかを確認する
  • ベッド用手すりがきちんと固定されているかを確認する
  • ベッドと周りの壁や家具との間に身体が挟まりそうな隙間はないか確認する

隙間が空いているサイドレールを使う必要がある場合はこちらのような商品を利用するのも1つの手段です。

※ベッドサイドレールカバー

ご本人の気持ちになって考える。

介護ベッドでの事故を防ぐには、ハード面以外の事故の原因を考えることも大切です。
例えばベッドからずり落ちる場合の原因として、ベッドに腰掛けた状態で解除者が席を外す、ベッド脇の車いすに移ろうとしたが遠すぎて落ちてしまうなどといったことも挙げられます。また、ベッド柵を越えてしまう原因として、机の上にあるものを取ろうとして手を伸ばすことも考えられます。
ベッドで寝ているご本人の気持ちを考えることで防げる事故もあるので、色々な可能性を考えてみてください。

投稿者
山本 由美子
投稿日時
2014年9月8日
カテゴリ
介護に役立つ記事
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