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介護のトピックス

"旅”という贈り物 第1回(現在、全2回)

“旅”という贈り物・ご挨拶

「介護が必要になっても旅をしたい」そんな願いをかなえる旅行事業を7年続けてきました。高齢者との旅を通して知った喜びや感動、感じたことを素直に書いていこうと思います。

投稿日時
2014年5月14日
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水族館
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初めまして。NPO法人しゃらくの須貝静と申します。

介護付き旅行という事業を始めて7年目、現在に至るまでのべ300人以上のお客様の旅行を企画し、ご一緒してきました。

車で2,30分の近場から海外旅行まで。要支援の方から要介護5の方まで。認知症や脳梗塞等様々なお体の状態の方を様々な場所へお連れしてきました。

赤い電車

私が初対面の方に自己紹介をするとよく言われるのが「お仕事、大変でしょう?」です。一般的に介護をすること自体が「しんどいこと」だと捉えられているのかもしれません。

確かに、「添乗」と「介護」の仕事を同時にしなくてはいけないので決して楽な仕事ではないとは思いますが、私自身はこの仕事をつらいとか大変だとか感じたことはありません。
むしろ、私より経験豊富なお客様からいろいろなことを教えていただいたり、心のこもった「ありがとう」という言葉をいただいたりすることばかりです。

ですから、こんなに幸せを感じられる仕事は他にない、というのが私の率直な、偽らざる気持ちです。

藤棚

お客様と初めてお会いしたとき、いつも耳にする言葉があります。
それは「(家族や他人様に)迷惑をかけたくない」です。
やりたいこと、行きたいところがあっても多くの方がなかなか切り出せずにいます。介護が必要な体になった私が悪いというようなニュアンスの言葉も聞かれます。
ご家族が無意識的に出かけない方向に誘導しているように見受けられるケースすらあります。

それらの要因には、ご本人以外の「家族」や「社会」という要素が大きく関わっているように思えてなりません。私はそういった環境そのものを変えていきたいと思っています。

車いすで水族館に行く

今までの経験をもとに、ご高齢の方の旅行の様子や旅行を通して感じたこと等を時々こちらで紹介していこうと考えています。

一人でも多くの方に読んでいただき、周囲にいる介護が必要な方の外出を想像してみていただけたらうれしいです。そしてそれが「誰かの一歩目」につながればこれ以上の喜びはありません。

つたない文章ではありますが、精一杯お伝えしていきます!これからの連載をお楽しみに。

著者プロフィール

須貝 静すがい せい

NPO法人しゃらく理事。
6年間の中国雲南省・上海での生活を経て、4人のメンバーとNPO法人しゃらくを設立。
2008年に介護付き旅行事業「しゃらく旅倶楽部」を開始、管理者として数多くの高齢者の旅をサポートしている。

HP
http://www.123kobe.com/
須貝 静
投稿者
須貝 静
投稿日時
2014年5月14日
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