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介護のトピックス

介護イラストレーター群青亜鉛 の「自宅で介護お助けヒント集」 第21回(現在、全22回)

パジャマを繕う編

介護が長くなると、下着やパジャマの痛みが目立って来ます。手縫いで繕うのは、見た目を気にしなければ結構どうにかなるものです。思い切り良く大胆に!お試しくださいませ。

投稿日時
2014年12月31日
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介護イラストレーター群青亜鉛 の「自宅で介護お助けヒント集」パジャマを繕う編2

 

冬になると、ちまちまと繕い物がしたくなる私です。

介護を続けて行くと、つくろいものとは切っても切れない関係になります。擦り切れたり、無理な引っぱりで下着に穴が空いたりは日常茶飯事。その度ごとに廃棄して買い替えるのは不経済。針と糸とあて布で合間に手仕事をされてはいかがでしょう。

過去記事参照
第9回 衣類の補修編(こちらズボンの修理。縫い方などがわかり易い。)

介護で痛感、服一枚の大切さ

着てもらっているパジャマが古くなっても、穴が空いても、簡単に捨てるわけにはいきません。思いが込もっていることもありますが、介護されている方々は、気軽に買い物に出られる訳ではないこともその理由の一つではないでしょうか。ぴったり合うものが行く店先で見つかる確証はなく、ゴムがきつい、丈が短かい、縫製が悪い等で出会えないことも多く、ストレスが大きいのです(ネットショッピングもしかり)。介護者も年齢を重ねると、買い物が負担になり探すのが面倒になります。

介護職をされていた知人が話してくれました。

穴の開いた靴下なのだけれど、それが無くなってしまったとき、しみじみ入居者さんが言われたの。
「あなたたち若い人にはすぐお店に行って買う事が出来る靴下でも、独り身で、施設に入っているものには簡単には出来ない。穴があいている靴下でも、とっても大事な物なの。」

なんだかそれはとてもわかるように思うのです。

見かけは良くなくとも着心地良し、修理して着る

祖母の介護を通して、衣類の大切さを感じる事が多くなりました。汗を吸う、皮膚の保護(こすれるのを防ぐ役割は大きい)。年齢を重ね、増々乾燥する肌、生地の具合で皮膚が傷つくこともあり、布の肌触りはとても気になる。着易く着慣れた衣服一着一着が大事な物になることを実感するのである。

穴のあいた衣服やつくろった衣服、着古した衣服はみすぼらしくなるけれど、着易さ抜群です。 特別養護老人ホームの入居では洗濯物は乾燥機にかけられる為縮むのだが、綿100パーセントの下着やパジャマは縮むのは最初だけで、程良い風合いになる。適度に繊維も抜け、いい肌触り、増々捨てがたくなる。これは長期に渡って祖母が施設で暮らしているからこそ、理解出来る感じなのである。

繕い物無理矢理はストレスです、楽しくどうぞ

イラストに描きました祖母のパジャマ、基本は介護中心者の母の繕いです。当て布をして、縫い糸でかがる方法もありますし、衿の様に二重に布がある箇所は、穴の中に布を入れ込み、穴の周りをかがる方法もあります。

私も少しは出来るので、繕うついでに持って帰って着て寝てみました。襟のところは沢山繕ってあるのですが、柔らかくまったく違和感がありません!初めてつくろうの、という方は、外出着ではない下着やパジャマで試してみて下さい。あて布は伸ばしながら、着たときに、糸がつれない様に、多少の工夫は必要ですが。

パッチワークをする感覚で、逆に目立つ明るい色であて布をすると、楽しくていいですよ。私は繕い物、賛成派です。でもでも、無理にするのは薦めません。これがものすごくストレスになる様でしたら、しない方が懸命だと思っています〜。

著者プロフィール

群青亜鉛ぐんじょうあえん

関西在住のイラストレーター。
孫の立場で祖母に”いっちょかみ介護”し続け22年目。「明るく面白く介護のお知恵は知っとく方が絶対イイ!」がモットー。
介護のいろいろをウェブ・書籍・セミナー・講座等で継続発信中。

HP
http://gunjoaen.com/
群青亜鉛
投稿者
群青亜鉛
投稿日時
2014年12月31日
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